子どものインフルエンザ感染の予防で悩んでいる保護者の方へ
インフルエンザは毎年冬に流行し、特に小児は免疫力が大人より未熟であること、集団生活で感染者への接触が多いことからインフルエンザにかかりやすいです。
子供がインフルエンザに罹患するのをどう予防したら良いのか悩んでいる方もいるでしょう。
ついでに具体的には、どのように予防したら良いか知りたい方もいると思います。
そこで、今回はインフルエンザ感染の予防方法について解説していこうと思います。
本記事の内容
予防方法として重要なのは、
- 感染予防策をする
- ワクチンをうける
の2つになります。こちらを詳しく説明していきます。
こどものインフルエンザの感染予防策について
感染予防策として、
- 手洗い
- 咳・くしゃみのエチケット
- 感染者との接触をさける
の3点があげられます。
手洗いについて
手を介して口や鼻にインフルエンザが感染してしまうことは多々あります。
まず、外出先では目・鼻・口を触らないようにすれば、感染の予防になります。
また、手を綺麗にしておけば、それだけで感染の予防になります。このため、手洗いは非常に重要といえます。
手洗いはハンドソープを使用して、最低でも30秒は洗うようにしましょう。
手洗いができない場合、手をアルコール消毒するのもよいと思います。
最近では携帯用のアルコールジェルもあるので、持ち歩いてもよいと思います。
咳・くしゃみのエチケットを守る
咳やくしゃみで、鼻水や唾液の粒子が飛散し、周りの人を感染させてしまうことがあります。
マスクをすると多少は感染予防になります。また、くしゃみをするときは口を肘の内側で押さえるとよいでしょう。
インフルエンザ感染者との接触を避ける
インフルエンザが流行してきたら、人混みなどは避けるようにしましょう。
熱が出た直後のこどもとは接触をさけるようにするとよいでしょう。
小児のインフルエンザワクチンについて
インフルエンザの感染予防であれば、ワクチンを打つのが最も有効でしょう。
ワクチンを打つことで、
- インフルエンザの感染リスクを減らせる
- 感染しても重症化のリスクを減らせる
といったメリットがあります。
毎年ワクチンをうける必要がある理由
毎年インフルエンザウイルスは少し姿を変えてしまいます。
このため、インフルエンザワクチンを毎年打つ必要があります。
日本では11月〜3月にかけインフルエンザが流行するため、流行する前にワクチンをするとよいでしょう。
小児におけるインフルエンザワクチンの有効性について
『ワクチンを受けたけど、インフルエンザになった』
と周りで聞くと、本当に有効なのか、疑問に思っているかもしれません。
その年により有効性は異なりますが、およそ50%〜80%くらいの有効性があるといわれています。
ワクチンの副作用について
ワクチンの副作用として、
- 局所反応
- 全身反応
の2つがあります。
局所反応はワクチンを打った場所が、一時的に赤く腫れてしまうことがあります。数日くらいで落ち着くことがほとんどでしょう。
全身反応は、ワクチン後に一時的に発熱してしまうことがあります。
高熱になることは少なく、高くても38度前後のことがほとんどで、発熱してから1日くらいで解熱することが多いでしょう。
なかにはワクチン後に頭痛があったり、少し体に痛みを感じる方もいるようです。
卵アレルギーですが、インフルエンザワクチンは打てますか?
インフルエンザワクチンの中に含まれる卵の成分は非常に少量のため、卵アレルギーがあっても基本的にワクチン接種ができます。
海外の研究になりますが、卵アレルギーのある子どもにインフルエンザワクチンをしても、安全であったことが報告されています。
接種に関しては、かかりつけの医師にもご相談してみてください。
まとめ
インフルエンザの感染を予防するには、手洗いなど感染予防策を確実にするのと、ワクチン接種をするとよいでしょう。
100%の予防は難しいでしょうが、それでもリスクを下げることは重要と考えています。