科学的根拠のある子育て・育児

[note] インフルエンザの迅速検査について知っておいた方が良いこと

  •  インフルエンザの臨床診断は正確か?
  •  迅速検査はいつ受けると良いか?

などを中心にまとめたnoteを執筆しました↓↓

小児のインフルエンザの迅速検査と診断|note 

マミー
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Dr.KID
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前回のインフルエンザワクチンよりライトな内容なので、100円に設定しています。

このnoteについて

インフルエンザのシーズンの小児科外来は発熱したお子さんと保護者で混雑しますが、その主な目的の1つにインフルエンザの診断があります。

まず、インフルエンザの症状や診察から診断する方法がありますが、小児の場合はこの方法の感度は非常に低いです。理由として、「急な発熱・関節痛・筋肉痛」といったインフルエンザの「特徴的な症状」は、実は小児の場合は当てはまらない or 低年齢のため評価困難であるためと考えられています。

小児のインフルエンザの迅速検査と診断|note 

2つ目に、インフルエンザの迅速検査は100%正確な検査ではありません。
「インフルエンザ陽性」の場合は、高い確率で正しいので信じて良いのですが、「インフルエンザ陰性」の場合はインフルエンザに感染していないとは言い切れないことがあります。

これは検査の感度が低いために起こる現象です。特に発症(発熱)してから短時間だと、鼻腔内のインフルエンザウイルスの増殖が不十分で、検査陰性となることがよくあります。

過去のデータを見返すと、発熱後24〜48時間で検査をすると最も感度が高くなります。
どのタイミングで検査をするかは、クリニックや医師の方針で異なります。「急に発熱したから検査して欲しい」の場合、多くの医療機関では「もう少し時間が経ってからにしましょう」と検査を翌日 or 半日後にされる場合があるでしょう。

一方で、検査の適応の有無とは関係なしに、受診した良いケースもあります。例えば、

  •  3ヶ月未満の発熱
  •  けいれん
  •  呼吸が苦しそう
  •  あやしても機嫌がずっと悪い
  •  水分がとれない

など、全身状態が悪い場合や、ご自宅で様子を見るのに不安がある場合は小児科 or 救急外来へ受診しましょう。この場合は、「インフルエンザの検査」が目的でなく、お子さんの全身状態の評価がメインになります。

インフルエンザのシーズンになると、どうしても「発熱 = インフルエンザ」と考えてしまいたくなりますが、そうとも限りません。実際に、インフルエンザの流行期でも発熱の原因の半数くらいがインフルエンザウイルスでして、他の原因のことも多々あります。

小児のインフルエンザの迅速検査と診断|note 

Q&Aについて

最後に、以下のQ&Aについて、お答えしています

  1. Q1. インフルエンザの検査をしてほしい場合、いつ頃受診したらよい?
  2. Q2. 鼻に細い綿棒を挿入すると痛みが強いため、喉から採取することは可能ですか?
  3. Q3. 検査を繰り返しうけるべきでしょうか?
  4. Q4. インフルエンザウイルスの排出期間は?
  5. Q5. 迅速検査・薬があれば、予防接種はいらない?

よく小児科外来で保護者の方々から質問される内容について、できる限り科学的根拠を持ってお答えしています。

まとめ

小児のインフルエンザの迅速検査と診断|note 

このnoteでは、インフルエンザの迅速検査と診断について、科学的根拠をもとに、よくある質問・疑問に答えようと努めてみました。

  •  症状からの判断は正確?
  •  インフルエンザ検査は100%正確な検査ではない?
  •  どのタイミングで検査を受けると精度が高い?
  •  最新の機器の精度と信用性は?

などにお答えしています。Q&Aも設置して、外来でよくある質問にもお答えしています。

Dr.KID
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みんな、読んでね〜!

 

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ABOUT ME
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このブログ(https://www.dr-kid.net )を書いてる小児科専門医・疫学者。 小児医療の研究で、英語論文を年5〜10本執筆、査読は年30-50本。 趣味は中長期投資、旅・散策、サッカー観戦。note (https://note.mu/drkid)もやってます。
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