今回は、中国から報告された、学校で手洗いを推進するプログラムが、どの程度、感染症の予防効果があるのか検討した研究結果をみてみましょう。
先にこの研究の結論とポイントから述べましょう。
- 中国で行われた研究
- 手洗いを励行するプログラムの有効性の評価
- 感染症による欠席率が低下した
手洗いの励行は、感染症の予防に有効という結果が複数あります。
研究の概要
背景
手洗いを強く促進するプログラムは,下痢や呼吸器感染症の発生率を減少させる可能性がある.
異なる手洗い推奨プログラムで、感染症の発症率低下がどの程度ことなるかを推定するため、今回は学校を中心に研究が行われた。
方法
87 校の中国の学校を
- 通常介入:手洗いプログラム
- 拡大介入:手洗いプログラム、学校の流し台に石鹸を設置・監視
- コントロール
に無作為に割り付け、クラスター・ランダム化比較試験で生徒の欠席率を比較した。
結果
欠席 | ||
回数 | 日数 | |
コントロール | 2.0回 | 2.6日 |
標準介入 | 1.2回 | 1.9日 |
拡大介入 | 1.2回 | 1.2日 |
(*100人-週あたりの率)
コントロールの学校と比較して、標準的な介入をした学校や拡大介入をした学校校の児童は、欠席する回数や日数が少ない傾向にありました。
結論
大規模な手洗い促進プログラムと石鹸の提供は、欠席の減少と関連していた。同様のプログラムは、世界中の子どもたちの健康を改善する可能性がある。
感想と考察
今回は、石けんと流水による手洗いのプログラムでしたね。
手洗い場に設置するのはいいことかと思いました。目に届くところに、常において荒れば、自然と使用を促せますね。
まとめ
中国で行われた研究で、流水とハンドソープの手洗い励行が、感染症による欠席日数を40%ほど減らすことが分かりました。
手洗いは重要ですね。
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