今回の研究は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が、異なる環境で、どのくらい生存するのかをみています。
- 新型コロナウイルスは、環境によって生存期間が違う
- プラスチックやステンレスの方が、生存期間は長そう
オープンアクセスですので、皆さん読めますよ
研究の概要
SARS-CoV-2とSARS-CoV-1を、異なる環境(表面)において、そのくらい安定性があるか、半減期などをベイジアン回帰分析モデルで推定しています。
私の方で、データが見やすいように、SARS-CoV-2に注目して、ウイルスの量と半減期を推定のみを図にしてみました。
ダンボールや銅の表面からは、比較的早くウイルスは検出されなくなるようですが、ステンレス製品やプラスチックからは長期にわたって検出されているようです。
半減期(時間)は上の図の通りです。飛沫と銅は短めで、ステンレスやプラスチックの表面は6〜7時間ほどのようです。ダンボールに関しては、この間くらいですね。
感想と考察
21〜23℃、湿度40%という条件下での研究ですが、ウイルスがどのくらい生存しているか、どの辺りから不安定になるかは、興味深い内容ですね。
医療機関などは金属製の家具や、プラスチック製の製品も多いので、参考にしながら、しっかりと清潔を保つことが重要ですね。
まとめ
今回は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が、異なる条件・環境下において、どのくらい生存しているのかの目安となった論文を紹介しました。
理想的な条件下ですので、現実とは異なる部分もあるでしょうが、ある程度の参考にはなると思います。
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