今回は、JIAのメトトレキサート内服時の血液検査に関すに関するchoosing wiselyをご紹介します。
この推奨を「choosing wisely」ではどのように記載されているのか紹介してみようと思います。
- Choosing wisely:MTX内服中のJIAのフォローでの血液検査について
- 低リスクで投与量が安定している場合、12週以上の間隔を空けることが望ましい
American College of RhaumatologyからのChoosing Wisely
メトトレキサートの投与量が一定である場合、メトロレキサートの毒性(副作用)に関連する検査を、12週間毎よりも頻繁に行わない[Choosing wisely]
Don’t perform methotrexate toxicity labs more often than every 12 weeks on stable doses.
Laboratory abnormalities in JIA patients taking methotrexate are usually mild and rarely prompt significant changes in management. Screening low-risk children every 1–2 months may lead to unnecessary interruptions in treatment. More frequent monitoring may be required in the first six months after methotrexate initiation or dose escalation and in patients with risk factors for toxicity including obesity, diabetes, renal disease, psoriasis, systemic JIA, Down syndrome and use of alcohol or other hepatotoxic or myelosuppressive medications.
メトトレキサートの投与量が一定である場合、メトトレキサートの毒性(副作用)に関連する検査を、12週間毎よりも頻繁に行わない。
メトトレキサートを服用しているJIA患者の臨床検査値の異常は通常軽度であり、管理の重大な変更を促すことはまれである。
低リスクな小児において、1-2ヵ月ごとにスクリーニングを行うことは、治療を不必要に中断させることになりかねない。
また、メトトレキサートの投与開始または用量増量後の最初の6ヶ月間や、肥満、糖尿病、腎疾患、乾癬、全身性JIA、ダウン症候群、アルコールや他の肝障害または他の骨髄抑制剤の使用など、危険因子を有する患者では、これより頻繁なモニタリングが必要となるかもしれません。
考察と感想
JIAにおけるMTXの検査の頻度に関する推奨でした。
病態が落ち着いて投与量が安定している状態であれば、12週以上の間隔を開けて検査をしましょうという内容のものでした。
まとめ
今回は、JIAのメトトレキサート内服時の血液検査に関するchoosing wiselyをご紹介しました。
これ以外にも項目が出ているようなので、コツコツと読んでいこうと思います。
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