日本人の9割はダサい英語を話している
日本人の英語力は国際的にかなり低いです。
かくいう私も、英語圏に長く住んでいたので、日本人のわりにはかなり英語を話せるほうですが、ネイティブに比較したら全然ダメダメです。
英語論文を普段から扱っているので読む・書くは良いのですが、話す機会は日本では限られるので、いざ急に話すとなると、結構なストレスがかかります。
色々と反射的になるため、文法上のエラーも出やすいですし、ついつい悪いクセもでます。
そこで英会話の復習にこの本を読みました。
『なるほどなー』と納得する箇所が多かったです。
『ネイティブには、こんなふうに思われてたのか』と恥ずかしい気持ちにもなりました。
英語でスマートに会話をしたい日本人は、必読の本と思います。
ダサすぎる英語表現 by サマー先生
この本を読むと、日本の英語教育に首を傾げてしまいます。
日本の英語の教科書に載っている表現が時代遅れで、『ダサい英語』が多すぎるのです。
以下は、サマー先生的にダサい or おかしいと感じる英語表現の代表です;
その① 見知らぬ人へ “Hello”
これは、何かあやしい勧誘ではないかと、勘ぐってしまうようです。
その② ”I beg your pardon”
この表現古めかしい。
『古い西部劇のカウボーイか!!』と突っ込みたくなるようです。
その③ My name is Dr.Kid.
堅苦しい。
これもフォーマルすぎて、距離を感じるようです。
その④ My hobbies are swimming and running
Hobbyってださくない!?
その⑤ My Job is an engineer
文法的に間違っていますよ
その⑥ Please teach me email address.
Teachは名前、年齢、電話番号など個人情報には使わない
その⑦ Shall we go to lunch?
自ら人を誘うときに “Shall we”は使いませんよ。
その⑧ See you!
いつも日常的に会っている人との挨拶に使いましょうね。
その⑨ Bye bye
こどもが使う言葉ですよ。いい大人は使うのやめましょう。
気をつけて使ったほうが良い表現
こちらとしては強く言ったつもりはなくても、知らず知らずのうちに強い否定をしてしまい、相手を不快にさせてしまうこともあります。
強すぎる表現 ① No は避けた方がよい時もある
“No” というと、かなり強い否定になります。
かならずフォローの言葉を足しましょう。
強すぎる表現 ② Pleaseをつければよいわけではない
“Please〜” といっても強い命令表現になることはあるので、気を付けましょう。
あくまで命令形ですから。
強すぎる表現 ③ no, no, no など、繰り返していわない。
怒っていると思われます。
OKの使い方について
OKは使い方によって
- 了解です
- 大丈夫です。気にしないで。
- 結構です。
- 健康面が大丈夫です
など多彩な意味があります。
覚えておくと便利なフレーズ
Waitは強いフレーズですので
- Hold on
- Just a second
- Just a minute
- Just a moment
があります。
その他
「どうぞ」の表現は”Go a head”をよく使うので、覚えておくと便利です。
「ところで、そういえば」は So, で大丈夫
あいづちは
- Oh, No
- No way
- Really Nice
- Cool
- Awesome
- Let me see
- Well
- Right
- Absolutely
などを使い分けられるとよいでしょう。
まとめ
やっぱり英会話は奥が深いです。
ネイティブの若い方に、これだけ率直に書いてもらった英会話の本はないでしょう。
英会話を復習したいひと、ダサい英語から脱却したい人がいれば、この本はオススメです!