前回は小児の鼻血について、原因と自宅でできる対処法を説明してきました。
そうはいっても
- 「どのような時に受診したらよいか?」
- 「病院ではどのような治療がされるのか?」
は気になるところと思います。
今回はこの2点について、さらに解説していこうと思います。
病院に受診すべきとき
前回、鼻血の止め方のポイントを説明しました。
ポイントは、
- 『前かがみになり』
- 『鼻骨のない軟らかい部分の鼻(真ん中あたり)両側からしっかり押さえる』
- 最低でも5分、できれば15分程度しっかりと押さえる
という3点をお伝えしました。
鼻血がでても、落ち着いてこの対処をしてみてください。
しかし、しっかりと対処をしたのに30分以上鼻血が止まらない場合は、受診されてもよいと思います。
後部の鼻出血は重症になりやすい
前部出血(鼻の出口近くの出血)は前かがみになれば鼻から血が出てきますし、圧迫しやすいため止血は難しくありません。
小児の鼻出血は前部からの鼻出血がほとんどですので、重篤な出血をすることはほとんどないでしょう。
一方、後部出血といい、鼻の奥の方で出血してしまうことがあります。
この場合は、鼻の奥からの出血なので止めづらいです。さらに、喉に鼻血が垂れ込みやすく、大量に出血したり、血を誤嚥してしまうケースもあります。
受診すべきタイミングについて
先ほど「30分以上鼻血が止まらなかったら」と書きましたが、それ以外にも
- 出血が多く、呼吸は苦しい
- 真っ青になって、ぐったりしている
- 鼻の手術をした後の出血
- 胸の痛みがある、頭の痛みが同時にある
- 顔面や頭を強く打った後に起こった
- 血液をサラサラにする薬を飲んでいて、鼻血が止まりづらい
などは、30分も待たずにお早めに受診されたほうが良いでしょう。
病院ではどのような治療がされていますか?
病院ではまず、鼻出血によって呼吸が苦しくなっていないか、大量出血によって血圧が下がっていないかを確認します。
鼻の奥の出血源を特定して、鼻血を止めます。
止まる方法として、
- 鼻に入るガーゼやスポンジで圧迫する
- 血管収縮薬を染み込ませた綿球を鼻に挿れる
- 出血点を機器を用いて焼却する
などの方法があります。
ほとんどのケースはガーゼやスポンジの圧迫や、血管収縮薬の入った綿球の対処で止まります。
鼻出血の再発を予防する
鼻出血の再発を予防するポイントは2つで
- 乾燥を避ける(生理食塩水など点鼻スプレーで保湿する)
- 鼻をほじるのを避ける
の2点です。
乾燥により出血しやすくなりますし、鼻をほじると粘膜が傷んでしまうためです。
まとめ
今回は鼻出血した時の受診の目安や病院での治療について説明してきました。
基本は自宅でしっかり鼻出血を止める処置を30分して、それでも止まらない時は受診でよいと思います。
しかし、鼻出血が大量で呼吸が苦しそう、顔が真っ青などは、ご自宅で粘り過ぎず受診されてよいと思います。
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