今回は、小児の無症候性の扁平足の子供に関してです。
この推奨を「choosing wisely」ではどのように記載されているのか紹介してみようと思います。
- Choosing wisely:無症候性の扁平足の子供
- カスタム装具や靴の中敷きをオーダーしない
American Academy of PediatricsからのChoosing Wisely
無症候性の扁平足の子供に、オーダーメイドの装具や靴の中敷きをオーダーしない[Choosing wisely]
Do not order custom orthotics or shoe inserts for a child with minimally symptomatic or asymptomatic flat feet.
Flexible flat feet are normal physiologic variants commonly found in children and adults. Unlike a painful or rigid flatfoot that requires further workup, if an arch is present when standing on tiptoe, the foot can be managed with observation or over-the-counter orthotics. The use of custom orthotic devices to provide support for the foot does not aid in the development of the arch.
症状の少ない、あるいは無症候性の扁平足の子供に、オーダーメイドの装具や靴の中敷きを注文しない。
柔軟な扁平足は、子供や大人によく見られる正常な生理的変化です。
痛みを伴う扁平足や硬い扁平足の場合にはさらなる検査が必要となりますが、つま先立ちをしたときにアーチが見られる場合には、経過観察や市販の装具で対処することができます。
カスタムメイドの装具を使用して足をサポートしても、アーチの発達を助けることはできません。
考察と感想
扁平足に関してでした。無症候性であれば余分な検査はしないというのは、その通りだと思いますが、どこから検査が必要か、その評価をどうしたら良いのかといった点は気がかりでした。
参考文献も読んで勉強しようと思います:
Wenger DR, Mauldin D, Speck G. Morgan D, Lieber RL. Corrective shoes and inserts as treatment for flexible flatfoot in infants and children. J Bone Joint Surg Am. 1989 Jul;71(6):800-810.
Staheli LT, Chew DE, Corbett M. The longitudinal arch: A survey of eight hundred and eighty-two feet in normal children and adults. J Bone Joint Surg Am. 1987 Mar;69(3):426-428.
まとめ
今回は、無症候性の扁平足の子供に関するchoosing wiselyをご紹介しました。
これ以外にも項目が出ているようなので、コツコツと読んでいこうと思います。
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